うつ病と診断され数年通院していましたが、先日お薬はもう必要ないだろうと言われました。

うつ病でいつまで服薬を続けるべきかということはよく問題になりますね。

基本的にはうつ病は治りやすいけれども、再発しやすい疾患であると言われており、症状が寛解しても、再発予防の面で服薬の継続は重要と言われています。

一般的にはうつ病の状態は、発症してから寛解までの急性期、寛解を1年くらい維持して回復(リカバリー)に至る継続期、回復以降の維持期の大きく3期に分けられます。

急性期が3~6か月、継続期が9~12か月と言われており、その間は服薬は必要です。服薬群と非服薬群を比較した研究では、非服薬軍の方が50%再発が多かったとの報告もあります。

ですから回復までの急性期、継続期では服薬は必要です。最近は寛解(症状が無くなる)よりも、社会的な回復(リカバリー)を目標にすることが多いようです。

回復以降は、リスク因子によって判断することになります。

純粋なうつ病の場合、服薬を中止してよいとされているのは、初回エピソード、2回目でも最初のエピソードが2年以上前の場合だけです。

それ以外は服薬の継続が望ましいとされています。

環境的な問題でうつ状態になった場合は、厳密には抑うつ気分を伴う適応障害ですが、環境が改善し、抑うつ気分も消失すれば、服薬中止も可能と思いますが、環境が変われば再発の可能性はあると思います。

うつ病になりやすい性格として、メランコリー親和性性格と執着気質が知られていますが、いずれも真面目、仕事熱心、几帳面、完全主義などを認め、白黒思考や拘りが強い傾向を認めます。

性格的な問題が強い場合は、認知行動療法などの心理療法が有効と思われます。

質問者の場合、うつ症状が回復して、環境的要因も認めず、主治医から服薬を中止しても良いと言われたのであれば、中止も可能と思われます。

性格的な要因を認めるのであれば、認知行動療法等を受けてみては如何でしょうか。